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最終更新日:2024-11-29
知識・情報 2024-11-29

SFLとは|ストリートファイターリーグの概要や歴史を紹介

ゲーム実況の配信を見たり、ゲームについて調べたりしているときに、「SFL」という言葉を見かけたことがある方は多いでしょう。とは…

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SFLとは|ストリートファイターリーグの概要や歴史を紹介

ゲーム実況の配信を見たり、ゲームについて調べたりしているときに、「SFL」という言葉を見かけたことがある方は多いでしょう。とはいえ、SFLが何かわからない方もいるのではないでしょうか。
また、ある程度の概要は把握しているものの、細かいルールや見どころがわからない方もいるかもしれません。今回は、SFLの概要や歴史などについて紹介します。

SFLとは

SFLとは

「SFL」とは、ストリートファイターリーグ(STREET FIGHTER LEAGUE)の略称です。CAPCOMの公式大会のひとつであり、格闘ゲーム「ストリートファイターシリーズ」で日本一を決定します。
企業がチームオーナーとなる4人1組のチームでリーグ戦を繰り広げるのが特徴です。優勝チームには賞金とワールドチャンピオンシップへの出場権が贈られます。パブリックビューイングやグッズ販売なども行われることで注目度が高い大会です。

SFLの歴史

SFLの歴史

2024年で7シーズン目を迎えるSFLですが、毎年ルール変更や新たな試みが追加されるなど観客を飽きさせない工夫が凝らされています。ここでは、スタート時からどのように変化してきたのか、SFLの歴史を書くシーズンにわけて紹介します。

2018年:第1回大会が開催

記念すべきSFLの第1回大会が開催されたのは2018年です。このときは、エクストリームクラス・ハイクラス・ビギナークラスのプレイヤーが3人1組でチームを組む総当たり戦が行われました。
エクストリームクラスとは、JeSU公認プロライセンスを所持するプロ選手です。ハイクラスはライセンス未所持ながらプロレベルの実力がある選手、そしてビギナークラスの選手はオーディションで選ばれました。
また、2018年の大会では、「Final act」という特別ルールが設けられたのも特徴です。チーム戦が「6-0」のような一方的な結果で終わった場合に、負けチーム所属のハイクラスまたはビギナークラスの選手が勝ちチームのエクストリームクラスの選手に挑みます。
そして、所定の条件をクリアすると特別ポイントが付与されるという面白い試みでした。

2019年:BANルールが追加

2019年に開催された第2回SFLでは、「キャラクターBAN」という新たなルールが追加されました。相手チームが使用するキャラクターのうち1体を使用不可にするというもので、このルールによって2018年のSFLよりも戦略性が高まっています。
また、「Rookie’s Caravan」「Arcade」「Collage-JP」など形式が異なる大会を開催し、そこからドラフト会議を行ってチームをつくるスタイルも取り入れられています。


  • Rookie’s Caravan:プロライセンスを所持していない全プレイヤーを対象とする大会
  • Arcade:全国のアミューズメント施設で実施される大会
  • Collage-JP:学生オンリーの大会

なお、2019年にはアメリカでも「Street Fighter League:Pro-US 2019」が開催されました。

2020年:1チーム4人編成に変更

2020年のSFLでは、先鋒・中堅・大将の3人にリザーバーを加えた4人1組のチーム編成に変更されています。
リザーバーといってもただの控え選手ではなく、全員が前半戦・後半戦で各1回、合計2回以上試合に参加しなくてはなりません。これにより、どの選手がいつ出てくるのか「オーダーの読み合い」という要素が追加され、さらに戦略性が高まりました。
また、キャラクターBANは引き継がれました。ただし、同じチームとの2戦目では1戦目にBANしたキャラクターはBANできないというルールが追加されています。
さらに、BANされるキャラクターは試合に挑む選手が選出された後で設定されるため、そのキャラクターを得意とする選手が試合に出ないという作戦を組めないようにされています。

2021年:チームオーナー制の導入

2021年の第4回SFLでは、企業がチームオーナーとなり4人1組のチームを編成する「チームオーナー制」が導入されています。規模が大きくなった分、試合数も56試合に増え、賞金総額も800万円に拡大されました。
また、2019・2020に実施されたキャラクターBANが撤廃され、「ホーム&アウェイ事前オーダー制」が導入されています。ホーム側チームはアウェイ側チームの選手とキャラクターを見た上で、有利に試合が運べる選手を選べるルールです。
ホーム側チームに有利なルールではあるものの、アウェイ側チームの対策によっては負けることもあり、その駆け引きを楽しむ見方もできるようになりました。

2022年:交流会の開催

2022年は、SFLの規模がこれまで以上に拡大された年となりました。基本ルールは2021年と同じで、企業がチームオーナーとなる4人1組のチーム編成で参画します。
試合以外の部分では、全国8会場でファン交流キャラバンが実施されました。プロプレイヤーによるトークショーやレクチャーが楽しめるほか、プロに挑めるイベントも開催され、eスポーツを地方創生に役立てる試みがなされています。
また、2022年には日本・アメリカに続く「Street Fighter League:Pro-EUROPE」も開催されました。ヨーロッパの強豪選手が参加できるリーグ戦の誕生により、ストリートファイターリーグの規模がさらに拡大しています。
さらに、2019年以来3年ぶりとなる「ワールドチャンピオンシップ 2022」も開催されました。そのため、SFLの優勝チームは賞金とともにワールドチャンピオンシップ出場権も獲得しています。

2023年:2シーズン制に変更

2023年のSFLは初の「ストリートファイター6」によるリーグ戦が行われました。過去のSFLよりも規模が大きくなり、全9チームが参加しています。試合上のルールには「チームオーナー制」や「ホーム&アウェイ事前オーダー制」が採用されたほか、新たに「2シーズン制」が導入されたのも特徴です。
まず1stステージで9チームが総当たり戦を行い、上位6チームが2ndステージに進みます。そして上位チームがプレイオフ、グランドファイナルに参加するという流れです。
最後まで勝ち進んで日本一になったチームは、ワールドチャンピオンシップへの出場が認められます。7~11月と長期にわたって開催された2023年のSFLは大きな盛り上がりを見せ、初の100万回再生を突破しました。

【開催中】SFLシーズン2024の概要とは

【開催中】SFLシーズン2024の概要とは
2024年は8月からSFLが開催されています。2023年よりもさらに規模が拡大し、全12チームの参加となりました。

チーム編成は引き続き4人1組ですが、2名以上がJeSU公認プロライセンスを所持するプロ選手から選ばれています。「ホーム&アウェイ事前オーダー制」も引き続き採用されているため、プロ選手がどのような戦略で戦うのかが楽しめます。
また、2024年のSFLでは「2ディビジョン制」が導入されました。12チームが「Division S」と「Division F」に分かれて争い、各ディビジョンの上位に食い込んだチームがプレイオフ、グランドファイナルに進みます。
グランドファイナルを勝ち抜いて日本一になれば、ワールドチャンピオンシップに出場可能です。
2024年もパブリックビューイングが実施されるほか、YouTubeで動画も視聴できます。気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

SFLは2018年から始まった、「ストリートファイターシリーズ」で日本一を決める大会です。カプコン公式のゲーム大会であり、Street Fighter League:Pro-USやStreet Fighter League:Pro-EUROPEも開催されるなど年々規模が大きくなっています。
常にルールも変化していて非常に見応えがあるので、ストリートファイター好きの方は1度試合を見てみてはいかがでしょうか。
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