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VCT(VALORANT Champions Tour)は、VALORANTの世界王者を決定するための国際的な大会です。各地域で行われるリーグ戦を勝ち抜いたチームが世界大会に進出し、年間を通じて激しい戦いが繰り広げられます。VCTに参加するためには、ゲーム内に設けられているプレミアモードで高成績を収めることや、チャレンジャーズリーグに挑戦して優勝することなどが必要です。今回は、VCTの概要とその参加方法について詳しく解説します。
VCTとはVALORANTの世界王者を決める大会
「VCT」とは「VALORANT Champions Tour」の略で、VALORANTの世界1位を決定するための国際的な大会です。この大会は年間を通じて行われ、世界中のチームがリーグ戦や国際大会で競い合います。つまり、VCTはVALORANTの公式世界大会といえます。
ここでは、VCTの大会概要を解説します。
VCTの仕組み
VCTは、いくつかの地域に分けてリーグが構成されており、現在は4つのインターナショナルリーグ(Americas、EMEA、Pacific、China)が存在します。
各地域のリーグ戦は年に3回行われ、それぞれキックオフ、ステージ1、ステージ2として区切られています。各ステージの上位チームは、世界大会であるマスターズやチャンピオンズに出場する権利を得ます。例えば、キックオフの各地域の上位2チームはマスターズ1に、ステージ1の上位3チームはマスターズ2に、ステージ2の上位3チームはチャンピオンズに進出することができます。
これらの大会で優勝したチームがVALORANTの世界王者として称えられるのです。
VCTの評価制度
VCTでは、チームの成績に応じてポイントが与えられる「チャンピオンシップポイント制度」が採用されています。これによって、年間を通じて安定した成績を収めたチームが国際大会に進出しやすくなっています。
2024年から導入された同制度は、従来のシーズン単位で出場枠を決定する方式に対する改善策です。以前は、1シーズンの結果で国際大会への出場枠が決まってしまい、出場チームが固定化する傾向がありました。しかし、新たな評価制度では、年間を通じて実力を維持し続けたチームに加えて、直近の好成績を収めたチームにも出場のチャンスが与えられます。
インターナショナルリーグへの所属が必須
VCTにおいて、世界大会に出場するためにはインターナショナルリーグへの所属が必須条件です。インターナショナルリーグは、Americas、EMEA、Pacific、Chinaの4つのリーグに分かれており、それぞれの地域の上位10チームが参加しています。今後、参加チーム数は増加することが予定されています。
チャレンジャーズを勝ち抜いたチームがインターナショナルリーグに昇格することもあります。昇格したチームは、2年間はリーグに所属して戦い続けることが保証されます。しかし、保証期間が終わると、たとえ世界王者であっても一度リーグを降り、再びインターナショナルリーグへの参加を目指す必要があります。これは常に新しい挑戦者が登場することで競争の質を維持するための仕組みです。
インターナショナルリーグへ所属するための道のり
インターナショナルリーグに所属するためには、まず各地域で開催されるチャレンジャーズリーグを突破する必要があります。チャレンジャーズリーグは年間を通じて行われ、2つのスプリットに分かれて実施されます。これによって、インターナショナルリーグに参加するまでには最短でも翌年になることが一般的です。
チャレンジャーズリーグは、スプリット制を採用しており、1年の中で2つのスプリットが行われます。それぞれのスプリットではリーグ戦が開催され、チームは毎回のリーグ戦で上位を目指します。各スプリットの上位チームはプレイオフに進出し、さらに勝ち抜くことで次のステージへ進む権利を獲得できます。
特に注目されるのはスプリット2のプレイオフです。このプレイオフで勝ち残った1チームだけがインターナショナルリーグへの昇格をかけたアセンションに挑戦できます。アセンションで優勝することで翌年のインターナショナルリーグへの参加資格を得られます。この仕組みは2023年から導入され、2024年のインターナショナルリーグにアセンションを勝ち抜いたチームが参加しています。
毎年、激しい戦いを繰り広げるチャレンジャーズリーグは、各地域で強力なeスポーツチームが集結し、世界最高峰のリーグであるインターナショナルリーグへの切符をかけて戦います。VCT(VALORANT Champions Tour)は、世界規模で展開されるVALORANTのeスポーツシーンを支える大きな柱となっており、次世代のトッププレイヤーが育成されています。
「プレミア」からチャレンジャーズへ挑戦!
VALORANTのeスポーツシーンでプロを目指すなら、「プレミア」というゲーム内のトーナメントモードから始めることができます。プレミアは、VALORANT Champions Tour(VCT)に至る重要なステップであり、プレイヤーたちはこのモードで高い成績を収めることで「チャレンジャーズ」への挑戦権を得ることができます。
チャレンジャーズは、各地域で展開されるプロシーンへの入口となるリーグであり、いかに勝利を重ねられるかがVCTへの道を開く鍵になります。プレミアを通じてチャレンジャーズに昇格し、さらにその先のVCTへと進むためには、プレイヤーは戦略的なプレイとチームワークを極める必要があります。
プレミアからチャレンジャーズに昇格する方法
プレミアは、各チャレンジャーズのスプリットごとに2回開催されます。
1回目のプレミアで上位に入ればスプリット1から、2回目で上位に入ればスプリット2からチャレンジャーズに参加できます。昇格を果たすためには、プレミア内の特定のランク「コンデンター」に到達することが必要です。
コンデンターに到達するためには、プレイヤーはチームとして連携を高め、トーナメントで優れた成績を収める必要があります。さらに、コンデンターで戦うためにも条件が課せられており、チームのランクやパフォーマンスが評価の基準となります。
プレミアが2回開催された後には昇給・降格イベントが行われ、プレミアで好成績を収めたチームと、チャレンジャーズで結果を出せなかったチームが対戦します。プレミアチームが勝利すればチャレンジャーズへの昇格が決定し、逆にチャレンジャーズチームが勝てば出場権を死守することができます。このシステムにより、より実力のあるチームが上位大会に進出できるのです。
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さらに、HITでは未経験者でもプロを目指せるように、アカデミー制度を設けています。仲間と共に切磋琢磨しながら、プレミアでの勝利を掴み、世界の舞台で戦うチャンスを手に入れましょう。
まとめ
VCT(VALORANT Champions Tour)は、VALORANTの世界王者を決定するための国際的な大会です。各地域リーグを勝ち抜いたチームが、マスターズやチャンピオンズといった世界大会に進出し、年間王者の称号を勝ち取るべく、熾烈な戦いを繰り広げます。
プロを目指すプレイヤーは「プレミア」を経てVCTに挑戦することが可能です。世界の舞台でプレイしてみたい方は、VCTを目指してチャレンジしてみましょう。
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記事監修
HIT GAMING編集部