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最終更新日:2024-08-29
ゲーム 2024-08-29

RTSとは?MOBAとの違いやプレイヤーに求められることを紹介

eスポーツのいち種目として注目されているゲームジャンルのひとつにRTSがあります。「クラッシュ・ロワイヤル」や「Age of …

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RTSとは?MOBAとの違いやプレイヤーに求められることを紹介

eスポーツのいち種目として注目されているゲームジャンルのひとつにRTSがあります。「クラッシュ・ロワイヤル」や「Age of Empires」などがRTSに含まれ、プレイヤー人口も非常に多いです。 RTSに興味はあるものの、具体的にどのようなゲーム内容かわからない方もいるのではないでしょうか。そこで、今回はRTSの内容やMOBAとの違い、プレイヤーに求められるスキルなどを解説します。


RTSは「リアルタイムストラテジー」の略称

RTSは「リアルタイムストラテジー」の略称

RTSとは「リアルタイムストラテジー」の略称であり、複数のキャラクターを操りながら、敵の本拠地を破壊・支配するのが目的のゲームジャンルです。ターン制のゲームとは異なり、リアルタイムで戦闘が進行します。 リアルタイムであるため、じっくりと考えて操作するのが難しく、プレイヤーは瞬時に状況を把握して戦略を練らなくてはいけません。そのため、プレイヤーの判断力や思い切りの良さが勝敗に直結します。


RTSは、eスポーツにおける主要な競技のひとつであり、世界大会が開催されるような人気タイトルも数多く存在します。

MOBAとの大きな違いはプレイヤーの人数

MOBA(Multiplayer Online Battle Arena)は、RTSが由来のゲームジャンルです。複数のプレイヤーが2チームに分かれて、キャラクターを操作し、敵拠点の破壊を目指します。MOBAもリアルタイムで戦闘が進行するため、RTSと混同されやすいです。

とはいえ、RTSとMOBAにはプレイヤーの人数で大きな違いがあります。RTSは1人のプレイヤーが複数のキャラクターを操作して戦います。一方で、MOBAは複数のプレイヤーがそれぞれキャラクターを選択し、ほかのプレイヤーとチームを組み、チーム同士が戦うのが特徴です。MOBAは団体戦で、RTSは個人戦と考えても良いでしょう。

MOBAについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。


MOBAって何?代表的な人気ゲームタイトルやジャンルの魅力を解説

【RTS】プレイヤーに求められること

【RTS】プレイヤーに求められること
RTSにおいては、プレイヤー自身のスキルが勝敗に直結します。ここでは、プレイヤーにどのようなスキルが求められるかを解説します。

状況判断能力

RTSはリアルタイムで戦況が変化し続けるため、状況判断能力が欠かせません。冷静に状況を把握した上で、戦略を練る必要があります。

RTSは長期間続いているタイトルが多く、ユニットごとに得意な戦法や対策などが研究されています。RTSに対する理解が深まれば、相手がどのように行動するかを想定することが可能です。

しかし、必ずしも相手が想定通りに動くとは限りません。想定外の行動をした際に、素早く状況を把握して適切に対応できれば勝利に近づきます。 状況判断能力を身に付けるためには、試合を何度も繰り返すのが重要です。最初は連続して負けるかもしれませんが、めげずにチャレンジし続けましょう。



マルチタスク力

RTSはリアルタイムで全ユニットを管理しなければいけません。相手の陣地を攻めるだけでなく、資材を集めて建築物を建てたり、自分の陣地を動かしたりして、戦況を有利にする必要があります。

複数のユニットを同時に操作しなければいけないケースも多いため、マルチタスクをこなせることが重要です。


多くのRTSでは、ショートカットや自動化コマンドが設けられているため、それらを覚えるだけでも余裕を持って操作しやすくなります。最初は管理するユニットが多く、混乱するかもしれませんが、何度も練習すれば戦況を自由自在に操れるようになります。


RTSそのものへの理解度

RTSにはさまざまなゲームタイトルがありますが、基本的な流れや戦略の立て方は共通しています。効率良く自陣を固めながら、相手陣地を攻撃するためには、RTSそのものへの理解度や経験値が必要です。

RTSを繰り返しプレイすることで、ユニットの特徴や特定の行動の効果をインプットでき、的確な判断を下せるようになります。実力を身に付けるまでには時間がかかるものの、RTSは努力が結果に反映されるゲームジャンルであるため、楽しみながら経験を積みましょう。


eスポーツに採用されているタイトル

eスポーツに採用されているタイトル

eスポーツではさまざまなタイトルのRTSが採用されています。ここではeスポーツシーンで採用されているRTSの主なタイトルを紹介します。

クラッシュ・ロワイヤル

クラッシュ・ロワイヤルは、Suprecellというフィンランドのゲーム制作会社が開発や運営を行っているスマートフォン向けのRTSです。2016年に発表され、テレビCMも放映されているため、RTSのなかでは知名度が高いタイトルです。

プレイヤーは8枚のカードで構成された「デッキ」を使用して、相手のタワーの破壊を目指します。カードにはコストが存在し、時間経過で貯まる「エリクサー」を消費することで使用可能です。

カードを配置するだけで操作が完了するため、比較的シンプルなRTSタイトルです。しかし、エリクサーの残量を管理しながらカードを使用する必要があり、RTSらしい難しさや奥深さも兼ね備えています。

1試合が3〜5分で終了するため、手軽にプレイしやすいのもクラッシュ・ロワイヤルの特徴です。RTSの基本や楽しさを理解する上で、ぴったりのタイトルとなっています。


StarCraft II

StarCraft IIはブリザードエンターテインメントによって開発されたPC向けのRTSです。2010年にリリースされ、リアルかつ繊細なグラフィックやスピード感のあるゲーム性が特徴です。

SF世界の宇宙を舞台に、不気味な宇宙生物、超文明の宇宙人と未来の人類の3勢力が戦いを繰り広げます。「スター・ウォーズ」シリーズのような世界観が好きな方には、おすすめのタイトルとなっています。

しかし、現時点でStarCraft IIは日本語に対応していません。英語が苦手な方は、プレイするのが難しい可能性があるので注意してください。


WarCraft III

WarCraft IIIもブリザードエンターテイメントが開発したタイトルであり、StarCraft IIの姉妹作です。StarCraft IIはSF世界が舞台となっているのに対して、WarCraft IIIは西洋ファンタジーの世界が舞台です。

ドワーフやエルフ、アンデッドなどの種族が登場する世界において、オークとヒューマンが戦いを繰り広げます。「指輪物語」のような世界観が好きな方におすすめのタイトルです。自分好みの種族を選んで遊べるシングルプレイと、ほかのプレイヤーとの対戦や協力が可能なマルチプレイの2種類があります。

初代のWarCraftは1995年にリリースされており、RTSの火付け役として多くのプレイヤーに愛されました。現在のeスポーツシーンにおいては、ほかのタイトルほど注目度は高くありませんが、根強いファンが多いタイトルです。


Age of Empires

Age of Empiresシリーズは、アンサンブルスタジオが開発したPC向けのRTSです。歴史や神話を題材としており、ローマ帝国やオスマン帝国など、世界中の国の時代ごとに繁栄した勢力が出てきます。実在した文明を基にして作られているため、特に世界史が好きな方におすすめです。

試合の経過とともに選択した勢力の時代が進み、作れる建築物やユニットが多くなっていくのが特徴です。RTSは試合時間が1時間以上になるケースが多く、後半になると中弛みしやすくなります。しかし、Age of Empiresは、成長システムによって常に新鮮な気持ちでプレイできます。

初代のAge of Empiresは1997年に発売されており、最初期のRTSのひとつです。現在まで長く愛されており、eスポーツシーンにおいても勢いのあるタイトルです。


まとめ

RTSは複数のユニットを同時に管理する必要があり、運ではなくプレイヤーのスキルが勝敗に直結します。また、プレイヤーの努力が結果に反映されやすいゲームジャンルです。

RTSをはじめeスポーツに興味があり、プロを目指したいと考えている方には株式会社HITがおすすめです。株式会社HITでは、働きながらeスポーツについて学んだり、RTSのスキルを高めたりできます。eスポーツ業務専門で働くことも可能です。

eスポーツのプロになりたい方や、eスポーツ業界で活躍したいと考えている方は、ぜひお問い合わせください。

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記事監修

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