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ゲームをプレイするにあたって、周辺機器にこだわると快適性が向上します。特にモニターは解像度や応答速度の違いなどによって映像の美しさや滑らかさが大きく変わるため、こだわりたい機器のひとつです。しかし、どのモニターを選べば良いかわからず、「プロゲーマーが使っているモニターを参考にしたい」と考える方もいるのではないでしょうか。今回は、プロゲーマーがよく使用しているモニターを販売しているメーカーを紹介しつつ、モニターを選ぶときのポイントを解説します。
プロゲーマーが使用するモニターの主流メーカー
モニターを取り扱っているメーカーは数多くありますが、なかでも下記のメーカーのモニターはプロゲーマーに選ばれることが多い傾向にあります。
- JAPANNEXT
- BenQ
- ASUS
- DELL
- I-O DATA
各メーカーのモニターの特徴を解説するため、モニター選びの参考にしてみてください。
メーカー1|JAPANNEXT
JAPANNEXT
は、液晶モニターやPC周辺機器やゲーミングデバイスなどの製造販売を主な事業とするメーカーです。eスポーツにも力を入れていて、ゲーム大会の主催・協賛企業としても知られています。
ゲーム業界に深く関わっているメーカーだけあって、
取り扱っているゲーミングモニターの種類が豊富で性能へのこだわりも強いのが魅力です。
また、性能に対して価格が安いことから、プロはもちろん初めてゲーミングモニターを購入する方にも向いています。
メーカー2|BenQ
BenQは世界的に見てもゲーマーの割合が多い台湾発祥のメーカーです。BenQのモニターはプロゲーマー向けに開発されており、VALORANTの公式大会などの本格的な大会から比較的カジュアルな大会まで、
さまざまな大会のオフィシャルモニターに選ばれています。
高い知名度と人気の理由は、ゲームジャンルやプレイスタイルを考慮した設計です。
例えば、ZOWIEシリーズのモニターは残像が残りにくい、フラッシュからの回復が速いなどFPSプレイヤーが求める性能を備えています。
カジュアルゲーマー向けのMOBIUZシリーズは、ティアリング(ゲーム画面が切れているように見える現象)のない滑らかで美しい映像やtreVoloサウンドシステムによる迫力のあるサウンドで、これまでにない没入感を得られるのが特徴です。
メーカー3|ASUS
ASUS(エイスース)は、PC本体からマザーボード、グラフィックボードなどのパーツまで製造している世界的なメーカーです。技術面・デザイン面ともに評価が高く、数多くの賞を受賞しています。
そんなASUSのゲーミングモニターは、応答速度0.1msの有機ELモデルやWQHD(2560 x 1440)パネルのモデルなど、
プロゲーマー向けのハイエンドモデルが多いのが特徴です。
一方で、照準・タイマーの画面表示やジャンルごとのカラーモード選択など、
ゲームを楽しむための機能を備えたモデルも展開されています。
メーカー4|DELL
DELLも世界的に知名度が高いメーカーのひとつです。高い機能性と画質を備えたDELLのゲーミングライン「Alienware(エイリアンウェア)」を知っている方は多いでしょう。 Alienware以外にもさまざまなサイズや解像度のゲーミングモニターを展開しており、 使用目的や予算に合ったものを見つけやすいのが魅力です。 また、 どのモニターもリフレッシュレートが144Hz以上あるため、FPS、TPSどちらでも快適にプレイできます。
メーカー5|I-O DATA
I-O DATAは、本社が石川県にある国内メーカーです。 ゲーミングモニターの「GigaCrystaシリーズ」は、高機能でコスパが良いため人気があります。 FPS向け、MMORPG向けなどゲームジャンルに合ったものを選べるのも特徴 で、世界的なeスポーツ大会で使用された実績もあります。 国内メーカーなので、疑問があったりトラブルが起きたりした場合のサポートを受けやすいのもうれしいポイントです。
プロゲーマーが重視するモニター選びのポイント
プロゲーマーがモニターに求める機能・性能はさまざまです。特に下記の5つの点を重視する傾向にあります。
- リフレッシュレート
- 画面サイズ
- 解像度
- 応答速度
- 表面加工
それぞれ、どのようなポイントがあるか解説します。
ポイント1|リフレッシュレート
リフレッシュレートとは、モニターが1秒間で画面を更新する回数のことです。
リフレッシュレートが高いほど、チラつきや残像のない滑らかな映像になります。
リフレッシュレートが低いモニターは残像が残るなどして敵を見失いやすいため、
FPS・TPSプレイヤーはリフレッシュレートを重視したほうが良いでしょう。
リフレッシュレートの一般的なラインは240Hzです。少なくとも144Hz以上のモニターを選ぶことをおすすめします。2024年時点で最高540 Hz対応のモニターも登場しています。
ただし、
リフレッシュレートが高いほどCPUへの負荷も高まる
ため、希望のリフレッシュレートに対応できるPCを用意しなくてはなりません。高いリフレッシュレートに対応できるかどうかはグラフィックボードの性能によるものの、グラフィックボードの性能が上がれば価格も上がるため予算とのバランスを考えましょう。
なお、標準的なディスプレイのリフレッシュレートは60Hzです。Nintendo SwitchやPS4などは60Hz以上に対応していないため、標準的なディスプレイを用意すれば問題ありません。
ポイント2|画面サイズ
ゲームのプレイ環境を整えるなら、画面サイズも意識しましょう。
FPSのプロゲーマーの多くは、24インチの画面を使用しています。
24インチのモニターは、PCデスクに置いてゲームをプレイする際に視点を動かさずに全体を確認できるためです。
画面が小さすぎると敵が見づらく、大きすぎると視点移動が増えて全体を把握しづらくなります。eスポーツの公式大会でも、24インチのモニターが使われるのが一般的です。
ただし、画面までの距離が遠い場合は、27インチなど大きめの画面のほうが見やすいでしょう。画面サイズについてはプロゲーマーが使っているかどうかにこだわるのではなく、
自分のプレイ環境に合わせて選ぶことが大切です。
ポイント3|解像度
ゲーム用のモニターを買うときには、解像度も確認しましょう。
解像度が低いと映像が不鮮明になり、ゲームプレイ時の快適度が下がってしまいます。
24インチのモニターなら、フルHD(1920×1080)のものを選ぶのがおすすめです。
より解像度が高いWQHD(2560×1440)対応のモニターも存在しますが、価格が高い上にWQHDに対応していないタイトルもあります。さらにCPUに負荷がかかったり、スペック不足でコマ落ちしたりする場合もあるのでフルHDモニターで十分といえます。
ただし、30インチ超のモニターを使う場合やゲーム以外にもモニターを使う場合は、WQHD以上の解像度のものを検討するのもおすすめです。
ポイント4|応答速度
ゲーム用のモニターには、応答速度が速いものを選びましょう。
応答速度とは、モニターが映像の色を変更するスピードのことです。ms(ミリセカンド:1/1000秒)の単位で表されます。
リフレッシュレートが高くても応答速度が遅いと残像が残る
などして見づらくなってしまいます。できる限り1ms以下のものにするのがおすすめです。
ポイント5|表面加工
モニターの表面加工には、「光沢あり(グレア)」と「光沢なし(ノングレア)」があります。光沢ありは色鮮やかなのが魅力ですが、光を反射したり照明が写り込んだりしやすくゲームの邪魔になる場合があるのがデメリットです。
一方、
光沢なしのモニターは光沢ありのモニターと比べて色の鮮やかさが落ちますが、反射が少ないため視認性が上がります。
長時間見続けても目が疲れにくいというメリットもあるので、
ゲーム用モニターなら光沢なしを選ぶのがおすすめです。
まとめ
モニターはゲームプレイの快適性に大きく影響します。映像の美しさだけでなく、敵の視認性や目の疲労感なども変わるため、さまざまなモニターを比較して選ぶことが大切です。ただし、人それぞれゲームのプレイ環境が異なるため、必ずしもプロゲーマーが使用しているモニターが自分に合うとは限りません。今回紹介した内容を参考にしつつ、自分に合ったスペックやサイズのモニターを探してみてください。
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記事監修
HIT GAMING編集部